SUPを始めよう~スタンドアップバドルボード入門その3~ 実践編
みなさんこんにちは。九州SUP情報局のBepper(ベッパー)です。
さあ、第3回となる今回はサップに乗って海にでてみよう!がテーマです。初めてボードに乗る方へ向けた、ボードに乗るにあたって超基本的な知識を書いていこうと思います。具体的には①座り方、②立ち方、③漕ぎ方についてです。
とはいっても、言葉で伝えるにはどうしても限界があります。もし可能であれば、初回はスクールでプロに教えてもらうのが無難でしょう。しかしながら、私の友人で「見てたらだいたいわかったから、やってみるわ」と言い放ち、見事に乗りこなした例もあります。
とはいっても、やはり我流です。習うより慣れろとも言いますが、人には向き不向きがあります。また、サップは海や川という自然を相手にするアクティビティです。
なめてかかると、命を失う危険だってあるのです。
ですから、最低限知っておくべきことをまとめておきますので、参考にしてください。
まず、陸上ではサップボードを脇に抱えて移動するわけですが、サップボードには「ハンドル」と呼ばれる持ち手が存在します。
この位置がボードの中心にあることが多く、持つにしろ乗るにしろ、この部分が基準になります。初心者の方はこの両サイドに膝を置いて海に浮かんでみましょう。
まずは、正座で良いでしょう。1分間~2分間乗ってみれば、この乗り物がいかに安定性があるかわかるはずです。
よっぽど海が荒れていなければ、座って乗ることにはほとんど恐怖心もなく、このまま釣りをするサップフィッシングという遊びもかなり流行っています。
さて、座ることができたら次は膝立ちしてみましょう。
個人的には、正座の状態からかかとを持ち上げ、つま先立ちした方が安定感が増します。
この状態になったら、パドルでどんどん漕いでみましょう。漕ぎ方はボードの横面(レール)に沿って漕ぐとまっすぐ進むことができます。
漕ぎ方についてわかりやすく説明している動画が有りますので、ぜひご覧になってみてください。言葉よりもわかりやすいと思います。
このように パドルで漕ぐことを、パドリングと呼びます。フォーム等も大切ですが、なにより大切になってくるのは、パドルのブレードの部分をしっかり水中に差し込み、推進力を得ることです。
ちなみにブレードには、表と裏があり、上の画像のようにロゴが入っている面と何も書かれていない面があります。誰にも教わらずにサップを始めた方はもしかしたらご存じないかもしれませんね。
通常、ロゴが入っている面が表であり、パドリングする際には前に向けます。
細かいことは気にしない・・・・・・という方も、逆向きに使っていると、はた目からはあの人間違ってるよなんて思われてしまうかもしれませんね。
さて、この説明の通りパドリングしていけばあなたは海上をまっすぐ進むことができます。しかしこのままではまっすぐ進むばかりで、曲がったり回ったりすることができません。
しかし、初めてボードに立ち、まっすぐ進んでいくあなたはおそらくそれで精いっぱいになるはずです。自分も初めてボードに乗ったときはそうでした。意外とバランスが取れなくて立つことすらままならない・・・ということもザラです。
しかし、何ごとも慣れです。何度も海に落ちて、またボードに乗っているうちに、立って進むことができるようになります
それでも上手く立てない・・・。安定しないという方にアドバイスがあります。
この二つを守るだけで絶対に立てるようになります!
ボードに立てるようになるポイントその1
座った状態でできるだけスピードを出す!
自転車に乗るとき、ゆっくり進むのと、スピードを出して進むのとではスピードが出ている方が安定しますよね。それと同じ原理でスピードがない静止したボードの上は比較的安定しません。
なので、まず座った状態で漕いで漕いでスピードをつけてみてください。
ボードに立てるようになるポイントその2
立ったらすぐにパドリングする!
スピードがついたボードは立つまでの間にスピードを落としてしまいます。
ですから、立ったらすぐ漕いでください!
漕ぐのをやめないでください!
いろいろ細かいことを言ってくる人も居るかもしれません。ただ、初めてボードに乗ろうと思ったときに立てなかったら悔しいですよね(笑)
いろいろ言われてもできないものはできない!
自分もはじめはそう思いました。
だからこそ先ほどの2点だけに集中してみてください。
もし、それでも立てなかったら・・・
日を改めましょう !
あ、ちなみにマジで言ってます。何故なら海は毎日状況が変わるからです。うねりが強い日もあれば弱い日もあります。もしかしたらあなたが今日立てないのはコンディションが悪いのかもしれません。
なにより不思議なのは人間の性質の方で、ゲームをしていて何回やってもクリアできなかった場面が日を改めたら簡単にクリアできた!なんてことがあります。
波がある程度たっていてもたてるようになると、サップサーフィンもできるようになります。また、これがホントに楽しいんだな・・・。
では、SUPを始めよう~スタンドアップバドルボード入門その4~でお会いしましょう。ここまで読んでくださってありがとうございました。